死亡した中国残留孤児の子の国籍認定について京都の代理人が京都地方法務局に相談していた(4月17日)件で、日本共産党の井上哲士参院議員は25日、法務省に対してすみやかに手続きをするよう要望しました。
 中国残留孤児の子は、黒龍江省寧安市在住の黄麗敏さん(38)=女性=と弟の黄哲剛さん(34)。親戚の堀葉子さん(55)と中国残留孤児の世話役活動をしている松下周一さん(79)が代理人として相談していたもの。
 井上議員は23日、法務省民生局に対し、黄兄弟の手続きの進行状況について質問していました。法務省は25日、井上議員に「必要書類の整理と方針を検討中。方針が出たら、関係者に報告したい」と回答。井上議員は、「半年もかけるものではない。長年待ち続けてきたものだけに、一刻も早く取得できるようにして欲しい」と要望しました。