21日、快晴の将軍塚(東山区)でナラ枯れを防ぐため、北山の自然と文化をまもる会と東山区自治体要求連絡会は、5回目の「つまようじでカシナガ駆除」を行いました。参加者は32人、京都市内だけでなく長岡京、宇治、城陽、南丹の各市からも来られました。初めての人も7人あり、ナラ枯れ駆除への関心の高さを示しました。
 周辺では枯死したナラの木の伐採処理がほぼ終了し、ビニールで覆い薫蒸しているのが目立ちました。枯れていない被害木に「つまようじ」を打ち込みましたが、研究者の話では、以前浅く打った「つまようじ」の穴ではカシナガも必死で出口のバイパスを掘っているとのこと。注意深く目を凝らして穴を塞いでいきました。
 この日、25本のナラの木の1821穴に「つまようじ」を打ったのを含め、5回の駆除行動では総計182人の参加、114本のナラの木の8085穴に「つまようじ」を打ちました。平均1つの穴に80匹が繁殖しているので、約65万匹のカシナガを封じ込めたことになります。東山でのカシナガ全滅には数年かかりそうです。次回は6月4日(日)午前10時~正午の予定です。(前田直人)