吉祥院こども診療所の今井博之医師が5月、「ありふれた子どもの病気と事故の予防」(A5判、156ページ、1680円。かもがわ出版)を出版しました。
 本著は、1章「子どもがよくかかる病気」、2章「暴力と虐待の予防」、3章「事故の予防」の全3章で構成。1章では、「カゼとはなにか」「水イボは時期がくれば自然治癒する」など、日常診療の中でよくある質問や病気を中心に、病気の解説と対応などを平易な言葉で紹介しています。3章では、日本は年齢別事故死亡率のトップが乳幼児というデータを掲載。国際比較も示しながら、予防には、その背景にある社会システムを変える視点が加えられています。
 また、随所にちりばめられた今井医師のコラムで、切り傷や鼻血などの正しい応急処置や赤ちゃんの顔を石鹸で洗う方法などの日常の役立ち情報もあります。