「笑いあり、怒りあり、涙あり。明日のたたかいへ希望の集会でした」。高齢者と団塊の世代の要求を持ち寄る「5・14怒りと笑いの円山集会」(同実行委員会主催)が14日、京都市東山区の円山公園野外音楽堂で行われ、1500人が参加。社会保障の連続改悪が進む中、医療、年金、福祉など各分野での新たなたたかいへ決意を固め合いました。
 集会では、年金生活者や障害者、医療関係の各団体や労働組合などがそれぞれの要求を書き込んだ横断幕やプラカード、のぼりを持って参加。医療改悪や生活保護切り下げ、自立支援法による障害者への負担増、憲法・教育基本法改悪などをテーマに、合唱や寸劇、手品などを披露。呼びかけ人の医師・早川一光さんは会場から「本当の笑いは苦しみを乗り越えた時に出るもの。明るい世の中をつくるたたかいへ、今日を出発点にしよう」と力強く訴えました。集会後、四条通をデモ行進しました。
 生存権裁判を支援する「生健会といのちの歌合唱団」に参加した林多賀子さん(63)=伏見区=は、「1人ひとりが主人公になれたすばらしい集会だった。笑いも怒りも涙もあり、厳しい世の中だけど明日のたたかいへの希望をもらった」と語りました。