「解熱薬飲んで夜勤。医療現場は限界です」。看護週間最終日の13日、06春のナースウェーブ(主催・ひろがれ看護のこころkyoto)が京都市内で行われ、看護師ら50人が街頭で国に看護師の増員を求める署名、宣伝などに取り組みました。
 雨の中、プラスターや横断幕を持った白衣の看護師らが京都タワー前に立ち、「看護師の増員を求める署名にご協力ください」と呼びかけました。宣伝では、京都市内に勤務する女性看護師がマイクを握り、「風邪をひいても休めず、解熱薬を飲んで夜勤している。看護師不足で現場はパンク状態。このままでは患者さんの命や健康を守れない」と深刻な状況を訴えました。
 宣伝に先立って行われた統一集会では、府内で働く看護職員の労働実態調査の報告がされたほか、今秋開催予定の「ひろがれ看護のこころkyotoフォーラム」に向けて、職場でのミニ集会や議会への請願行動などが提起されました。