「戦争遺跡に平和を学ぶ京都の会」(代表・足立恭子)は、4月22日午後、東山区の護国神社周辺での定例フィールドワークを行い、府下各地から29人が参加しました。
 今回のフィールドワークは、靖国神社のルーツである京都霊山護国神社を学習して歩くことを目的におこなわれました。事務局の説明で、この地に建てられた「招魂社」が東京へ移転されて「靖国神社」になっていった経過や昭和期(日中戦争の激化)に全国の護国神社が整備統合されていった経過などが説明されました。
 護国神社境内では、たくさん並んだ各連隊「顕彰碑」の前で、それぞれの部隊の戦歴についても説明を受けました。
 参加者からは「護国神社という存在の意味と靖国神社との関連がよくわかった。あらためて小泉首相の参拝問題が違憲の行為であるかが実感できた」と感想が述べられました。(中村秀利)