「オープン・カフェ・京都自由大学」(益川敏英学長)の06年度開講式が26日、上京区の同志社大学寒梅館で行われ、学生や市民ら50人が参加しました。
 同大学は、講師に大学教員や芸術家、文化人、市民など様々なジャンルで活躍する人を招いて話を聞き、交流することを目的に昨年3月発足。講義は夏季と春季休暇を除き、毎週金、土曜日の19時から21時まで、三条ラジオカフェ(三条御幸町下ル)で行われています。
 開講式では、徐勝(ソ・スン)立命大教授があいさつし、立命館大学平和ミュージアムの安斎育郎館長が「三島由紀夫の亡霊と政府与党の憲法改正草案」と題して講演。安斎氏は三島由紀夫が憲法9条2項の改憲のための決起を呼びかけ、自殺を図った(1970年11月25日)事件の背景と現政府の改憲のねらいに触れ「憲法を守るから憲法で守る積極的な展開が必要。憲法12条にある<国民の不断の努力>こそ<自由と権利>の守り手」と憲法の実践を強調しました。
 次回は5月12日午後7時、「靖国と東アジア」徐勝・立命館大学教授。先着35人。会場費500円。問い合わせ先は同事務局TEL/FAX075・466・3020。