国宝の「源氏物語絵巻」「鳥獣戯画」などが一堂に公開される「大絵巻展」が22日から、京都国立博物館で始まりました(6月4日まで)。
 展示は見る機会の少ない絵巻の面白さを伝えたいと同博物館が18年ぶりに企画した本格的な絵巻展。絵だけで物語を引っ張る絵巻や小説話集、ドキュメンタリー、絵の中にセリフを書き込んだマンガのルーツといわれる作品など52点(国宝18、重要文化財26)が展示されています。現代語での説明やキャプションが200枚付けられ、映像による解説などの工夫もされています。
 企画を担当した若杉準治・同館列品管理室長は「絵巻って楽しいものと知っていただきたい。物語を楽しんで見て欲しい」と話しています。
 同企画展の魅力について若杉さんが、京都民報30日・5月7日合併号10面「京都美術見てある記」で詳しく紹介しています。
 開館時間は午前9時半から午後6時、金曜日は午後8時まで(入館は30分前)。一般1300円(前売1100円)、大高生900円(700円)、中小生400円。(写真は「国宝 源氏物語絵巻 東屋(一) 徳川美術館蔵 展示期間5月23日から6月4日)