02年10月の宇治市議会決算特別委員会での日本共産党・水谷修議員の発言に精神的苦痛を受けたとして、片岡英治議員が水谷議員を相手取り、300万円の損害賠償を求めていた訴訟で、京都地方裁判所は14日、原告(片岡議員)の請求を棄却する判決を言い渡しました。
 片岡議員は、当時会長を務めていた紫ヶ丘町内会(通称)と市の間に不正な補助金のやり取りがあったと指摘した水谷議員の発言によって「名誉を著しく傷つけられ、精神的苦痛を受けた」と主張。
 水谷議員は▽片岡議員が市に不正な補助金を支出させたことは真実であり、発言に違法性はない▽市議会議員として正当な質問である、と反論していました。
 判決は、「発言は、公権力の行使に当たる公務員である被告(水谷議員)が、職務として行ったもの」と認め、片岡議員の訴えを退けました。