京都市山科区の山科団地周辺の住民らが実現を求めていたバス路線の改善が16日から実施されました。運動を進めてきた住民らは「一歩前進の成果で歓迎したい」と語っています。
 実現したのは、山科団地付近を通る「くるり200」(山科循環バス)の山科駅への乗り入れと山科駅出発の29番のバス停の山科団地南側の五条通(国道1号)への新設です。
 山科団地は市営住宅と分譲マンション、約2000世帯が生活するマンモス団地。山科駅(JR・京阪・地下鉄東西線)行きのバス路線はあるものの、山科駅から同団地付近へのバス路線はなく不便でした。
 同団地住民らが署名運動などに取り組み、昨年2月に市議会に約4000人の署名を添えた請願を提出し、京都市と京阪バスに改善を求めていました。(写真は山科駅に乗り入れた「くるり200」)