府のおふくろさんになってほしい
 今度の府知事選挙は非常に大事な選挙です。 暮らしや年金、 医療など問題がたくさんあり、 選挙の行方を日本中が見守っています。 中でも政府与党、 民主党が憲法を変えようとしている、 これは許せません。
 憲法は103条あり、 政府やアメリカが気に入らないのは主権在民、 戦争放棄、 基本的人権の3本柱といわれる部分です。 憲法を何度も読むと国民を権力者から守るための法律だと分かります。 何人も権力によって生活を脅かされることがない、 それが平和国家です。 それを変えたいということなんです。
 一方で、 9条を守れという運動が彷彿ほうふつと沸き起こっています。 我々も昨年4月、 京都で 「宗教者九条の和」 を立ち上げ、 キリスト教、 仏教など各本山の代表者に名前を連ねていただきました。 戦争はいらない、 みんな気持ちは一緒です。
 府知事選挙に衣笠さんを推薦しているのは、 憲法を守る確信と情熱があり、 その上で政策を立てようとされているからです。 何より母親の温かい視点があります。
 戦争中、 食べ物がない時、 ごはん1杯をぞうすいにして食べさせてくれたのはおふくろでした。 衣笠さんに京都府のおふくろさんになっていただき、 私たちの様々な困難な生活や日本の平和に寄与していただきたい。 (3日、下京区・植柳小での個人演説会の訴えから)
(「週刊しんぶん京都民報」06年4月9日付掲載)