憲法知事誕生で改憲止めよう
 今回の知事選は、 憲法9条を守る一点で衣笠洋子さんを応援します。
 私が参加する介護保険関係の研究会の友人や知人に党派を超えて衣笠さんへの支援を呼びかけています。
 組織に入ったり、 政治活動をすることは苦手ですが、 憲法9条の改悪がたくらまれている中、 やはりこれだけは守りたいとの願いからです。 初めての経験です。
 私は、 5歳の時に終戦を迎えました。 占領軍に接収された東山区の京都第一赤十字病院に、 たくさんの米兵が戦車に乗って来た時の異様な光景を覚えています。 あれから60年がたっても戦後補償は進まず、 傷が癒えないことに心が痛みます。 娘時代、 父に、「なんで戦争に反対しなかったの?」 と尋ねると、 気づいたときには反対と言えない事態になっていたと話してくれました。 今、 その時のように、 憲法9条を変えれば戦争できる国になるところまできています。 これに黙ってはいられません。
 9条を守ることは、 住民の命、 暮らしを守る地方自治にとっても大事なことだと考えます。 憲法知事を誕生させて、 京都から改憲の流れを止めましょう。(「週刊しんぶん京都民報」06年3月26日付掲載)