市長が公職選挙法違反罪(買収)で逮捕・起訴され、辞職による出直し市長選が行われる南丹市の園部公民館で5日、知事選の「山田啓二個人演説会」があり、弁士として出席した自民党の中川泰宏衆院議員、高屋直志府議らが「おわび」を繰り返しました。
 中川衆院議員は辞職した中川圭一氏を推した人物。高屋府議は公選法違反罪が問われた飲食接待の席に参加し、あいさつしていたことが、参加者の証言で明らかになっています。(「週刊しんぶん京都民報」06年3月26日付既報)
 中川衆院議員は「(市長逮捕・起訴・辞職で)最初にみなさんにおわびをしなければなりません。みなさんにつらい思い、きびしい思いをさせたことに心からおわびを申し上げます。私自身、同志であった中川さん、つらい思いでありましたが、弁護士を通じて、南丹市のためにはリーダー不在は言い訳が通らない。きちっと整理すべきだと申し上げた。本人も心からおわびする。いずれ、一軒一軒おわびに回らせていただきたいと言っていた」と謝罪。その上で、「南丹市長選の時は苦しいたたかいだったが、この知事選は仲良くしようとしている」などとのべました。
 高屋府議は「市長選でみなさんにご尽力いただき、つらい選択を求めましたが、このような事件になり、かかわりを持ちました1人として心からおわびを申し上げます」と頭を下げたものの、自身の飲食接待同席問題については触れずじまいでした。