詩人のひらのりょうこさんが昨年京滋に住む様々な職種の50人を取り上げ、新聞に連載した人物点描の詩を朗読する会が1日、上京区のライブハウス「拾得」で開かれ、登場した人など約130人が集まりました。ひらのさんが主宰する「立合詩の朗読集団」が主催しました。
 ひらのさんは、温かい出会いのエピソードを紹介するとともに、詩による人物表現の難しさ、人の仕草、話ぶりが様々な色模様に見えた不思議さ、言葉を紡ぎ出す瞬間に立ち会えた喜びなど、創作の魅力を語りました。
 詩の朗読は、同「集団」のメンバーとともに、詩に登場した本人も舞台に立って読み上げました。能楽笛方の帆足正規さんは朗読に合わせて演奏し、染色家の佐藤美幸さんは夫の弾くギターに合わせて詩を読み上げるなど趣向をこらした朗読会でした。