第7回京都サバイバル・ウォークの4コースのうち、「耐震建築コース」では、構造計算設計の第一人者による講演がおこなわれ、注目を集めました。これは、全京都建設協同組合が後援したもので、京都市役所から右京区の全京都建設会館まで歩き通したサバイバル・ウォークの参加者十数人が、もてなしのぜんざいを食べながら、講演に聞き入りました。
 講師の永谷芳郎氏(㈱能勢建築構造研究所代表取締役)は、耐震設計の歴史、建築設計の流れ、建築基準法の地震の大きさの関係などについて、スライドを交えながら詳細に報告。構造計算偽造問題に触れながら、消費者を保護する観点からの保険制度や、建築主と構造設計者が直接関わるシステムへの改善、情報公開などを強調しました。